超高速の航空機であり、真っ先に災害や事故現場に急行することが任務。サンダーバード1号の主な役割は災害現場の指揮官となること。スコットがまず現場に到着し、状況を判断してから必要に応じて特殊装備を要請する。時速15,000マイル(約マッハ20)のスピードで飛べ、最高高度は150,000フィートにも達する。地球上のどこにでも30分以内に到着できる。実際の救助もしくは遠隔地からの連携作業などでは、高度なナビゲーションシステムにより自動操縦が活用できる。
超高速大型輸送機、様々な救助メカを搭載したコンテナ(通称:POD「ポッド」)を現場に運搬するのが主な任務。サンダーバード2号はインターナショナル・レスキューの補助救助メカ基幹パーツ(通称:PODモジュール)やサンダーバード4号を輸送する役割を担う。また、他の兄弟を乗せて現場へ行くこともあるPODの中で必要に応じてロボット設備が救助メカを特注組立したりする。PODは分離されるので、バージルは2号の本体に乗り、救助メカが展開する現場とは別の場所で救助活動を行うことができる。2号はほぼ限界なく上空にとどまれ、飛行時速5,000マイル(約マッハ6.7)であり、最高高度は100,000フィートにまで到達する。さらに垂直離着陸が可能なので、水上を含む、どこにでも着陸できる。
宇宙空間で3基の大型のアームを展開して、ものを掴む機能を備えたロケット。最大加速は10Gに達する軌道ロケット。主としてインターナショナル・レスキューが速やかに地球の軌道上やそれより遠くに、装備や人を運ぶ必要がある場合のみに出動する。
海などの水中での作業が主な高速潜航艇。水中や海上で活動するメカ。活動しない時はサンダーバード2号に格納されている。ホバージェットにより短い距離なら陸上でも移動できるが、サンダーバード4号の本領は水中で発揮される。最高速度は160ノット。
地球の軌道上に浮かぶ、宇宙ステーション。地球上の様々な災害や事件を監視し、インターナショナル・レスキューに情報をいち早く伝える司令塔的役割を果たす。
トレーシーアイランド上空の静止軌道上54,000キロメートルにあり、その救難信号の受信範囲は1億マイルに達する。細いカーボンナノチューブで出来た宇宙エレベーターで地上とつながっているサンダーバード5号では、24時間態勢でジョン・トレーシーが対応し、すべてのインターナショナル・レスキューの活動のために連絡および機材配置の中心として働いている。
ケーヨのためのマシン。この一人乗りジェット機は音を出さず、ほとんど目に見えないステルス機能を持つ。操縦席は切り離されるとバイクになる。翼を折りたたむことによって狭いスペースにも着陸が可能。
「S」は「シャドウ」を表し、本機の略称でもある。
最新鋭の装備にオシャレかつ快適、しかもお抱え運転手つきという、ペネロープお気に入りの6輪リムジン。
力強い外観が特徴だが、内部にもいくつもの仕掛けがある。高度な通信機能を備えており、トレーシーアイランド、サンダーバード5号ほか、現場にいるどのインターナショナル・レスキューメカとも安全な会話ができる。空中を飛行する機能もある。